とかげ座(Lacerta)
和名 | とかげ(蜥蜴) |
学名 | Lacerta |
略符 | Lac |
設定者 | ヘベリウス |
概略位置 | 赤経:22h25m / 赤緯+43° |
面積 | 201平方度 |
20時正中 | 10月23日 |
南中高度 | 約N83° |
主な季節 | 秋 |
肉眼星数 | 約70個 |
とかげ座
とかげ座(とかげざ、Lacerta)は、北天の星座の一つで、その名前はラテン語で「トカゲ」を意味します。
以下は、とかげ座についての主要な情報です。
特徴
- 位置
赤道に近く、ペガスス座、アンドロメダ座、おおいぬ座の間に位置します。 - 面積: 201平方度で、88の現代の星座の中で68番目に大きい星座です。
- 明るい星
とかげ座には特に明るい星はありません。最も明るい星は4等級の星です。
観測
- 季節
北半球では夏から秋にかけて観測しやすい星座ですが、主要な天体が明るくないため、見つけにくいことがあります。 - 主な星
とかげ座には特に有名な明るい星はありません。
興味深い天体
- NGC 7243
散開星団で、地球から約2,500光年の距離にあります。
双眼鏡や望遠鏡を使って見ると、多くの星が集まっていることがわかります。
神話と歴史
とかげ座は、17世紀の天文学者ヨハン・ベイエルによって導入された比較的新しい星座です。
その名前は、その形がトカゲに似ていることに由来します。
観測のポイント
とかげ座は、夏から秋にかけて北半球の観測者にとって見やすい星座ですが、主要な天体が明るくないため、見つけるのが少し難しいかもしれません。
NGC 7243の散開星団は望遠鏡を使って観察すると素晴らしい天体です。
とかげ座は、その小さな面積と明るい星が少ないため、天文学愛好家の中ではあまり知られていない星座ですが、観測すると楽しい天体があります。
ギリシャ神話では・・・
とかげ座(Lacerta)は、ギリシャ神話には直接関連していない星座の一つです。
この星座は、他の多くの近代星座と同様に、17世紀にヨハネス・ヘヴェリウス(Johannes Hevelius)によって導入されました。
とかげ座の歴史
とかげ座(Lacerta)は、ラテン語で「トカゲ」を意味します。
この星座は、1690年にヨハネス・ヘヴェリウスによって導入されました。
ヘヴェリウスは、多くの新しい星座を導入し、その多くはギリシャ神話やローマ神話に基づかず、自然界の動物や科学器具をテーマにしていました。
星座の特徴
とかげ座は、小さくて目立たない星座で、北天の星座です。
はくちょう座(Cygnus)やアンドロメダ座(Andromeda)の近くに位置しています。
最も明るい星でも3等星程度であり、肉眼で観察するのはやや難しい星座です。
ギリシャ神話との関連
とかげ座はギリシャ神話には直接関連していません。
しかし、トカゲという動物は、古代から様々な文化において興味深い象徴として扱われてきました。
例えば、トカゲは再生や変化の象徴とされることがありますが、とかげ座自体は特定の神話や伝説に基づいていないため、直接的なギリシャ神話との関連はありません。
ヘヴェリウスの星座
ヘヴェリウスは、1690年に発表された彼の星図「Firmamentum Sobiescianum」において、多くの新しい星座を導入しました。
彼の星座は、科学や自然界の観察に基づいており、ギリシャ神話の伝統的な星座とは異なるテーマを持っています。
とかげ座もその一つであり、単純にトカゲの形をした星の並びを星座として認識しました。
とかげ座(Lacerta)は、ギリシャ神話には基づいていない星座であり、17世紀の天文学者ヨハネス・ヘヴェリウスによって導入されました。
自然界の動物をテーマにした星座であり、北天の星空にその存在を刻んでいます。