ペルセウス座(Perseus)
和名 | ペルセウス |
学名 | Perseus |
略符 | Per |
設定者 | プトレマイオス |
概略位置 | 赤経:3h20m / 赤緯+42° |
面積 | 615平方度 |
20時正中 | 1月5日 |
南中高度 | 約N84° |
主な季節 | 秋 |
肉眼星数 | 約160個 |
ペルセウス座
ペルセウス座(ぺるせうすざ、Perseus)は、北天の星座の一つで、その名前はギリシャ神話の英雄ペルセウスに由来します。
以下は、ペルセウス座についての主要な情報です。
特徴
- 位置
赤道に近く、アンドロメダ座とカシオペヤ座の間に位置しています。 - 面積
615平方度で、88の現代の星座の中で24番目に大きい星座です。 - 明るい星
最も明るい星はα星(アルファ・ペルセイ、Mirfak)で、1.79等級です。
観測
- 季節
北半球では秋から冬にかけて観測しやすい星座です。 - 主な星
- α星(ミルファク)
1.79等級の白色巨星で、ペルセウス座で最も明るい星です。 - β星(ベータ・ペルセイ)
2.12等級の星で、ペルセウス座で二番目に明るい星です。
- α星(ミルファク)
興味深い天体
- NGC 869 および NGC 884
ダブルクラスターとして知られ、ペルセウス座に位置します。
双眼鏡でも観測が可能で、望遠鏡で観るとさらに美しい景色が見えます。 - M34
散開星団で、地球から約1,400光年の距離にあります。
双眼鏡で見ると、多くの星が集まっていることがわかります。
神話と歴史
ペルセウス座は、ギリシャ神話の英雄ペルセウスに関連しており、主にメデューサの首を切り取るためにアテーナー、ヘルメス、ヒュペリオンの協力を得て戦った功績を称えて設定されました。
観測のポイント
ペルセウス座は、秋から冬にかけて北半球の観測者にとって見やすい星座です。
ミルファクやベータ・ペルセイを目印にして、星座の形を探すと良いでしょう。
また、NGC 869とNGC 884のダブルクラスターやM34の散開星団は、望遠鏡を使って観察すると素晴らしい景色が楽しめます。
ペルセウス座は、その明るい星と美しい天体のため、天文学愛好家にとって魅力的な星座です。
ギリシャ神話では・・・
ペルセウス座(Perseus)はギリシャ神話に登場する英雄ペルセウスにちなんで名付けられています。
ペルセウスに関連するギリシャ神話の物語を詳しくお伝えしましょう。
- ペルセウスの誕生と使命
- ペルセウスの父親は神ゼウスで、母親はダナエーです。
ダナエーはアルゴスの王アクリシオスの娘で、彼女は金の雨として降ってくるゼウスによってペルセウスを身ごもりました。 - アクリシオスはプロテウスによってダナエーとの子供が自分を殺す運命にあることを告げられ、それを避けるためにダナエーとペルセウスを箱に入れて海に放り投げました。
- ペルセウスの父親は神ゼウスで、母親はダナエーです。
- ゴルゴンの討伐
- ペルセウスは成長してから、ゴルゴンと呼ばれる3人の女怪を討伐する使命を与えられます。
ゴルゴンの中でメドゥーサだけが人間の姿を持ち、その目を見た者は石になってしまいます。 - ヘルメスとアテーナーの助けを借りて、ペルセウスはメドゥーサを退治します。
彼はメドゥーサの首を切り落とし、その首を持ち帰ります。
- ペルセウスは成長してから、ゴルゴンと呼ばれる3人の女怪を討伐する使命を与えられます。
- アンドロメダとの結婚
- ペルセウスは後にアンドロメダという美しい姫を救いました。
彼女は海の怪物に縛られて生贄として差し出されていたのですが、ペルセウスは怪物を倒し、アンドロメダと結婚します。
- ペルセウスは後にアンドロメダという美しい姫を救いました。
- 英雄としての功績
- ペルセウスはこれらの冒険を通じて多くの功績を成し遂げ、ギリシャ神話の中で重要な英雄として認識されています。
彼の子孫にはヘーラクレースなどが含まれています。
- ペルセウスはこれらの冒険を通じて多くの功績を成し遂げ、ギリシャ神話の中で重要な英雄として認識されています。
- ペルセウス座としての星座
- ペルセウス座はこのペルセウスの物語に由来して名付けられました。
その中心にはアルゴル(β星)という二重星があり、この星がゴルゴンの首を持つペルセウスの手に見立てられています。
- ペルセウス座はこのペルセウスの物語に由来して名付けられました。
ペルセウスは数々の冒険を通じて神話の中で勇敢さと知恵を示し、その物語は多くの文学や芸術作品に影響を与えてきました。